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かの魯山人に縁!? 登り窯が 天理・長滝にあった! |
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天理市内の“なぜ?”や“どうして?”に果敢に迫る、「ゆーめ探偵団」。今回は“おぉっ!”に迫った。特集「東山中−」企画のリサーチ中に発見した魅力のポイント。さっそくお訪ねした。取材:K.S. |
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《肩書き・役職・学校学年等一切の表記は、掲載時のものです》(1996年秋の号掲載)
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東山中に山の辺窯を探る
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焼き物といえば、信楽、美濃、備前、有田……。どっこいご当地「天理」にも、なんと登り窯(のぼりがま=山の傾斜に沿って階段状に作られた陶器を焼く窯)があった。しかも、「知る人ぞ知る」がごとく、ひっそりとたたずむ。その名も「山の辺窯」。名前も柔らかく、まさに地元風。イイネ−。そして、聞けば聞くほど、面白い話がいっぱい。確かに、他所で有名なんだ。天理に育った窯と若手陶芸作家の話。始まりはじまり〜。Kouji |
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魯山人の窯で修行 ◆◆◆
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ここ、「山の辺窯」(天理市長滝町)は、国道25号線を東の山に進み、ちょっと左に折れた山の中にある。表示や目印もないので、初めて訪れる人には、ちと分からない。山肌に沿って窯が並び、その手前には素敵な工房がある。
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炎と格闘 60時間余 ◆◆◆
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「いずれは自分の窯を持ちたかったので、そろそろ自分でやってみようかと思って」、55年に帰郷。2年間はガス釜で焼いていたが、57年にかつて田んぼであっ
た地所に窯を築き、現在に至っている。
地元・天理の山中のものが3割。「この辺の土は鉄分が多く、焼き込めば黒の味わいが出る」とのこと。 |
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名門・帝国ホテルにも ◆◆◆
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窯に入れた約800点のうち、個展や展覧会に出せる作品として納得いくものは、多分3割前後だろうと言う。「初めての火入れの時は、温度の調節が分からず失敗ばかり。窯の中で『ドーン、ドーン』という作品の壊れる音がしてました」。今でも、“あの作品をもう少し焼き込みたい”と欲張るあまり、他の作品を焼き過ぎてしまうこともある。 |
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窯元というと、“髭面のいかめしいおっさん”“頑固そうなじいさん”というイメージがあったが、大西さんは実に若々しく、さわやか。撮影のためにロクロを回してもらったが、フェンダーの中に見る大西さんの掌は、土を味わい、インタビューの時とはまったく違う“職人”の顔と手になっていた。 |
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