主婦の立場から
   防犯をアドバイ
県下で1人だけの   
防犯アドバイザー
 沼田晴都さん
 

 まったくどうしちまったのかねぇ。最近の世の中。強盗、殺人、拉致……。凶悪犯罪が増える一方で、犯罪者の低年齢化も進む一方。神戸の事件もセンセーショナルに報道される昨今。ホント、物騒な世の中です。でも「天理にゃ関係ないワ」なんて侮るなかれ「そんな心のスキが犯罪を招く」ノダ。

《肩書き・役職・学校学年等一切の表記は、掲載時のものです》(1997年夏の号掲載)
市民の側に立って

 かく言う沼田さんは天理警察署を拠点に、日夜、地域の安全に目を光らせる「防犯アドバイザー」。「天理は全国各地からさまざまな人が集まる特殊な街。その中に“危険”が潜んでいても、別に不思議じゃないでしょ。防犯には、念には念をの心でネ」と優しく教えてくれた。 “防犯”といっても『新宿鮫』の鮫島刑事みたいに犯人を追いかけるワケじゃない。「地域安全モデル地区に指定された自治体の警察署に配属され、地域の安全向上に取り組む人」のこと。 要するに、未然に犯罪を防ぐために地域社会で活動してくれる、偉〜いお人なのだ。
 以前(?年前)は、交通巡視員だったと沼田さん。「結婚を機に退職。ず〜っと専業主婦だったんですが、ようやく子育ても一段落。前から何か社会にお役に立つ仕事がしたいと思っていて。ちょうどアドバイザーを募集していたので、迷わず応募したんです」
 そんな人は全国で120人。近畿では他に大阪府に3人いるだけ。何と奈良県下には1人! 「一度、主婦になったことは、この仕事をする上でとても役に立っています。特に、住民側の視点に立てるという点で」とニッコリ。

“自分の身は自分で護る”

 携帯ブザーが注目される以前から、町の隅々を歩いて販売店を探し、値段や音量をチェックしていたとか。サスガ! 『地域安全ニュース』(隔月発行)の記者兼編集長ぶりや、防犯教室での親切な対応は、女性ならではのキメ細やかさでいっぱい。でも、東京の警察学校で講義したゴッツイ経歴の持ち主でもある。
 暑〜い夏。家や服装も“開放的”になる。「留守をする時は、トイレや風呂など“こんな所”と思う所もカギを。暗い夜道は決して一人で歩かない(特に女性)。“自分の身は自分で護る”が鉄則。みんなで明るい街にしましょう」と。沼田さんの名前のように、天理の街も晴れ晴れとした都(街)になるといいね。 (こうじ)


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