艶やかな音色に魅せられて
ヴァイオリン奏者・講師
 河村直子さん
 

 ヴァイオリンといっても、“庶民”の私にすれば、かなり縁遠い。ましてや、「天理の“美人ヴァイオリニスト”を取材してこい!」なんて言われた日にゃ、参った! なんせ「お嬢サマ→名犬・ラッシー→門前払い」…などと勝手な想像してしまうワタクシには、“雲の上”の存在。ヒロミに意地悪してた“お蝶夫人”(わかる??)を想像しつつ、彼女・河村直子さん(25歳)のご自宅を訪ねた。

《肩書き・役職・学校学年等一切の表記は、掲載時のものです》(1997年春の号掲載)
" 天理っ子 "
ヴァイオリン奏者・講師
河村直子さん
京都・大阪・奈良の3都で活躍する川村さん

 ところが、である。彼女は玄関先で、「お疲れサマです」とニコニコ。「よくお金持ちとか、お嬢サマだとか、勝手に想像されちゃうんですけど、よくある誤解。天理は“オ・ト・ク”なんです。誰もが気軽にヴァイオリンを習うことができて、ね」と、話してくれた。
 直子さんは天理小、天理中、天理高と、由緒正しき(??)“天理っ子”。大学はお隣・京都府まで通ったが、「天理に帰ると、ホッとして。大きな何かに守られているような安心感があって、この町、大好き」と言う。 
 そんな彼女、実に意外な人だ。クラシックから演歌まで、「音楽なら、何でも聴きます」と。現在、非常勤講師として母校・天理中で教えているが、生徒達が聴く流行歌について、「どのフレーズが好きか」などなど、“妹”達と談笑しているらしい。「音楽は人を元気にしてくれる源。そう思うと、音楽そのものが生きているようで、おもしろいですよね」。直子さんはそう言って、ほほ笑んだ。「ほら、ありません? 元気がない時なんかに音楽を聴くと、“ガンバレ、ガンバレ”って励ましてくれてる気がするの。元気がある時は、なおさら力が湧くでしょ」と直子さん(ウ〜ン、納得)。
 そんな彼女の身上は、「音楽そのものを楽しんでもらいたくて」。だから「私もヴァイオリンの技術はもちろん、そんな気持を大切にしたい」と、話してくれた。
 そんな薫育を受けて育った“弟妹”たちが、快挙を成遂げた。2月末、天理中吹奏楽部弦楽班が、「MBSこども音楽コンクール」で文部大臣奨励賞を受賞したのだ。なんと日本一! それで、天理市長さんにも報告に行ったのだ。

三都で活躍

 現在は、中学校の非常勤講師に加えて、市内と大阪の音楽教室でヴァイオリンを教えるなど、多忙な毎日。さらに「ラ・ストラーダ」とうい楽団にも所属している。3月には大阪と京都で演奏会を行うとか。天理でも年に1回(10月頃)、天理市文化センターで演奏会を行うと言う。「ぜひ、ぜひ、来てください」とのコト!!(ウレシイ)。花束でも持って、行ってみよ。(こうじ)

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