“天理新人”インタビュ−
「お年寄りの心のケアが夢」
天理大学人間学部1年次生
 井沢みゆきさん
 

 この春、奈良県立盲学校を卒業し、天理大学人間学部人間関係学科に入学した井沢みゆきさん(18歳)。「社会福祉の勉強がしたくて、天理大学を選びました。将来は、社会福祉士になって、お年寄りの心のケアをするのが夢です」と将来への抱負を。井沢さんは、3歳のころ病気で失明。以来、盲学校で寄宿しながら勉強を続けてきた。中学3年生のときに大学進学を決意。今年、天理大学のほか京都の私立大学にも合格したが、「家が天理教を信仰しているので、子供のころから天理は馴染みが深く、天理で学生生活を送りたかったから」と天理大学を選んだ。


《肩書き・役職・学校学年等一切の表記は、掲載時のものです》
(1994年春の号掲載)
チャレンジ

「大学生活に対しては、不安のほうが大きいです。けれども、慣れてきたらクラブ活動など、いろんなことにチャレンジしたい」趣味はフル−トを吹くことと、お琴の演奏とのこと。この日、井沢さんは、盲学校の先生とともに天理駅から天理大学まで歩行訓練。これで4回目だ。「どのル−トを通るか、検討してきましたが、やはり本通りを通るのが一番安全だと思って」と盲学校の沢田真弓先生。「でも天理の街の点字ブロックは磨滅しているものが多く、道路状態も良いとは言えません。それに、大学の北側の交差点(和楽橋北詰)は交通量が多いのに、盲人用の信号が設置されていないのが不安ですね」と心配げ。

気軽に声を

 目の不自由な井沢さんにとって、慣れない天理には危険がいっぱい。白い杖を持って歩いている井沢さんを見かけたときには、「一緒に行きましょう」とぜひ、気軽に声を掛けてみましょう。byす

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