天理は、国内有数の古墳密集地帯。東に連なる大和青垣の山々のふもとに、北から南へと古墳群が続いている。名阪国道の北側、和爾町に東大寺山古墳群、そして石上・豊田古墳群、天理大学のあたりに杣之内古墳群と続き、その南に大和古墳群、黒塚古墳を越えて柳本古墳群と続く。
 一目でそれとわかる大きな古墳が30前後。小さなものをいれると数百から千はあるといわれる。
 地図でたどって気づくのは、いずれも古代の国道といわれた「山辺の道」沿いにあるということ。古道をたどりつつ、古のロマンに浸るのもいいよ。

【おすすめサイト】
天理市ホームページ「古墳概要」

巨大古墳見てある記(奈良県編) 

 渋谷町の景行天皇陵。全長300mの前方後 円墳で、濠から円筒埴輪、蓋形埴輪などが出土 。築造は4世紀後半、古墳時代前期といわれ、御陵を巻くようにして続く「山辺の道」には、年中ハイカーの姿が絶えない

 
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卑弥呼の里!?―黒塚古墳を巡って


  三角縁神獣鏡が一度に33面も出土し、「邪馬台国は大和にあった!」と、考古学ファンに大きな驚きをもたらした「黒塚古墳(写真左)は、天理市柳本町のJR柳本駅すぐにある、全長130m、後円部の高さが11m。古墳そのものの内部を見ることはできないが、現在、すぐ側に「天理市黒塚古墳展示館」が設けられ、発掘当時の古墳の内部の様子を再現した実物大のレプリカを展示。また、33面の鏡の精巧なレプリカも展示されている。必見!
 
 また、卑弥呼の里コースと名づけて全長3.5qのハイキングコースも設定(右のパンフは、市の観光案内所で貰えるよ)されている。
  コースは、長岳寺駐車場かJR柳本駅スタート。伊勢街道の面影を残す柳本の旧街道や田の畦道、山辺の道をつたって、黒塚古墳、中山大塚古墳、柿本人麻呂の歌碑、長岳寺、崇神天皇陵を巡るもの。ゆっくり歩いて半日という手軽さが受けて、大変な人気。

 
 

天理トレイルセンター「青垣」

 上記の「卑弥呼の里」ハイキングコースの途中、山辺の道沿いの長岳寺のすぐ前に、天理市トレイルセンター「青垣」ができた。休憩スペースもあり、いわば足休めのための施設。
  内部には写真で見る山辺の道の自然、天理から桜井にかけての山辺の道の案内、黒塚古墳の模型や出土した銅鏡のレプリカなどを展示。また、屋外には幻想的な響きのする水琴窟、重くも軽くもなる“不思議な石”もあって、けっこう楽しめるよ。

 
 入口には字書き職人こと豊口広さんの書いた暖簾、看板がかかっている。

 施設概要
 ● 開館時間:8:30〜17:00 ●休館日:年末年始(12月29日〜1月3日)
 ●入場料:無料 ●駐車場:乗用車18台
 ※禁煙・ゴミは持ち帰りを


古墳をめぐって

 このほか、天理大学に隣接して珍しい前方後方墳の西山古墳があり、周囲では天理大学馬術部の馬が草を食んでいる。少し南に下ると親里ホッケー場近くには、桜の綺麗な西乗鞍、東乗鞍古墳が。竹之内、萱生の両環濠集落を過ぎると、手白香皇女の衾田陵が見えてくる。
 春は野の花、秋は紅葉、 それぞれの季節をからだいっぱいに味わいながら、ゆったりと野の道をたどってみよう。(右は、崇神天皇陵−観)

 

 今後、各古墳の詳細を逐次アップしていく予定です。また、興味のある方、「天理の古墳を見てきたよー」という方、感想や写真など御寄せください。

●古代史ファンにオススメのサイトをご紹介
   Welcomeさくらい――天理の南隣、桜井市の職員自主研究グループが企画・制作しているサイト
  
邪馬台国 大研究――サイト名の邪馬台国に関する膨大なコンテンツのほか、歴史倶楽部(大阪)の活動記録から、全国の博物館・資料館訪問記(参考館や黒塚展示館もあるよ)と、いやぁ参った!のサイト

 

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