大和はいたるところに神社、寺院がある。街道や野道を歩いていても、小さな祠(ほこら)や野の仏たちに出会う。
  天理も例外ではない。というより、古代から続く土地柄。村外れの杜や住宅街の合間に、あらためて見れば、さまざまな発見がある。
  当サイトの前身である天理のミニコミ・タウン誌『ゆうめでぃあ』でも、「ディスカバー天理」と題し、11回にわたってそうした寺社を訪ね、紹介した。
 サイト内にアーカイブがあるので、まずはそれから御覧を。

 【ディスカバー天理】
第 1話 神代から続く―石上神宮
第 2話 ここに壮麗な大寺があった
―内山永久寺跡
第 3話 弘法大師に縁の長岳寺―釜の大師
第 4話 商売繁盛の神―市座神社
第 5話 静かな杜で初詣―姫丸稲荷神社
第 6話 戦艦『大和』ゆかりの大社―大和神社
第 7話 氷の神様を祀(まつる)神社 ―氷室神社
第 8話  由緒ある小さな社―石上神社
第 9話 王朝絵巻の恋物語―在原神社
第10話 乙女の悲恋伝えて―和爾下神社
第11話 天理に泊まった絶世の美女―小野小町

道端のお地蔵さんも、さっぱりとした朱の前垂れ。信仰が息づいている証だろう  

奈良から伊勢へ続く上ツ道(旧街道)沿いには、いまも往時の面 影が残っている(石上町界隈)

 

 和邇下神社

 古代人の足跡をたどる、日本最古の神話ストリート。
 歌碑、石仏、古社寺とともに、季節の彩りも楽しみたい。


 と、これは、近鉄が配布しているパンフレット(天理駅前の天理市観光案内所で貰える) 「1day Trip―KINTETSU ぶらり沿線散歩『山辺の道』の中に記されたキャッチコピー。うーん、うまいこと書くなぁと、感心!
 なるほど、天理市の地図をみれば天理インターチェンジ北側の和邇下神社に始まり、 石上神宮、内山永久寺跡、夜都伎神社、大和神社、長岳寺と、点々と鳥居のマークと卍のマークが点在している。北へ目を転ずれば氷室神社・・・。なかなかに面白そうだ。
 先の「ディスカバー天理」の続き、始めてみようかな。


 天理市の北部にある有名どころは、やはり和邇下神社。社殿が前方後円墳の上に建っており、鳥居を2つくぐると長い石段を登る(写真上)。本殿は流れ造りのような屋根をもつ切妻造・桧皮葺(写真下)で、桃山時代の様式をいまに伝えており重要文化財に指定されている。
 古代、このあたりは交通の要衝であったらしい。神護景雲3年(769年)、東大寺領であった櫟庄へ水を引くために、高瀬側の水路をいまの和邇下神社の参道に沿った線に移し、道も新しく真っ直ぐに造られたので、この森を「治道の森」といい、宮を「治道社」と読んだという。
 明治の初年、延喜式内の和邇下神社がこれにあたると考証され、社名を和邇下神社と定めた―と記されている。

  なるほど境内のほとんどは、うっそうと茂る杜。それぞれに風情があって「いいなぁ」なんだけれども、写真を撮っている間にも薮蚊が襲来。春〜秋に訪ねるなら、虫除けスプレーが必須アイテムになりそうだ。
 

 


歩かなくてはと思いつつ、なかなか歩けませんね。このページの増築は、もう3年来の懸案。そろそろ、歩きます。2005.06.06.


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