おまけも美味 の扉

 あはっ、“おまけ”でっす。

 わたし、内気でシャイ(?)、そのうえ運動音痴な子どもだったものですから、いつからか本の虫になりまして。小中学校の昼休みは、たいてい図書室。夜は夜で、21時に親に部屋の電灯を消されたら、こっそりスタンド蛍光灯を布団の中に引きずりこんで----。いえ、決してイヤラシイ本を読んでいたわけじゃありません。人並み以上に、ませたガキでしたが、どうしたらそんな本を入手できるか分からなくて(田舎だったものですから)。悪友が、「女にはな、穴が3つあるんだぞ」とささやいた時、思わずボーリングのボールのあの様を思い浮かべたりして。

 ルパンとホームズに始まって、江戸川乱歩、太宰治、川端康成----、雑読乱読手当たり次第。中学に入ってからは、意地になって読んだのが世界名作全集に日本文学全集----。“文豪”なんて響きに弱くって。館にある本の完全読破が目標でした。

 高校の時は、おもしろくない授業は机の下に本を隠し、ひたすら読書。司馬に井上靖、大学では休講が嬉しくて、掲示板を見るなり母校の図書館に直行。司書の先生が煎れてくださった湯のみやコーヒーカップを手に、書庫にこもっていましたっけ。

 そのころから、書斎を持てるようになるのが夢。30歳そこそこで自分の部屋を持てたときは、本当に嬉しかった。手の届くところに、読みたい本や思いの残る本を積み上げて、悦に入っていたものです。だから、ごみのような本や雑誌、機内誌さえも捨て難く、家人には怒られ通し。引越しでは、このごみのような本が大敵! 手伝いにきてくれる友人たちに申し訳なくって。

 手放したのは、バザー。ハードボイルドの類から順に、意を決してダンボールに詰めて。売れたら売れたで寂しく、売れなければ売れないで本に悪いようで----。バザーは嫌いです。

 酒の勢いで、当「ほろよい文庫」のカテゴリーを6つ作ってスタートしましたが、半年たって、どの枠にもはまらない本が気にかかってきました。皆さんに紹介するほどの珍本貴(奇)書があるわけじゃなし、アカデミックなわけでもなし。でもね、なんとかいれてあげたいなーと思えて。「おまけ」のコーナーをつくることにしました。

 よろしければ、おつきあいください。

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