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発行:講談社現代新書 2001年12月20日 第1刷発行 定価:本体680円+税 |
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初めて天理の街を走り抜けた人が、「城塞都市」と呼んだ。街の中心部に建つ天理教本部神殿を囲んで、周囲800mを、おやさとやかた(親里館)と名付けられた建物が立ち並んでいるから。まだ、一部しか完成していないけどね。 そうした“天理の秘密”を知るには絶好の本が出た。天理を知らない人はもちろん、天理教の信者さん、あるいは天理の街に住んでいる人にも「へーっ」という発見があるに違いない。 |
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「なぜ前近代の宗教建築は賞賛され、近代以降の教殿はいかがわしいまなざしで見られるのか。天理、大本、金光、PLなどの建築と都市を直視する」と、表紙に記されている。 そう言われればそう。建築だけでなく、年間のさまざまな宗教行事、教え……。仏教や外来のキリスト教はテレビニュースでも頻繁に報じられるのに、新宗教に関してマスコミは驚くほどに無知、いや偏見をもっていると思える。除夜の鐘、初詣、東大寺のお水取り、花祭り………クリスマス…。「既に文化になっているもの、つまり死んだ宗教はニュースになるんだ」と言った友がいた。そうかもしれないなぁ。 著者は建築史・建築批評家。1967年パリ生まれ。東大工学部建築学科卒、同大学院修了。工学博士。日本女子大、明治学院大学、芝浦工業大学、早稲田大学芸術学校などで非常勤講師。 いずれにしても、ようまぁ、ここまで調べたこと。天理教教祖の“母屋とりこぼち”から現代にいたるまでの、壮大な普請史(建築史)であり、普請を軸に親里(天理市中心部)という聖なる空間に込められた思想にも筆が及んでいる。実に面白い。 「あとがき」に著者は、次のように記している。一部をそのままに紹介したい。 天理市に興味のある方に、是非一読を薦めたい。末尾に目次を転載しておく。 |
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